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崖の上のポニョ
Ponyo
監督 宮崎駿
脚本 宮崎駿
製作 鈴木敏夫
出演者 山口智子
長嶋一茂
天海祐希
所ジョージ
奈良柚莉愛
土井洋輝
柊瑠美
矢野顕子
吉行和子
奈良岡朋子
音楽 久石譲
主題歌 『海のおかあさん』林正子
崖の上のポニョ藤岡藤巻大橋のぞみ
編集 瀬山武司
配給 東宝
公開 Flag of Japan2008年7月19日
Flag of the Republic of China2009年1月23日
Flag of Europe2009年4月8日
Flag of the United States2009年8月14日
上映時間 101分
製作国 Flag of Japan 日本
言語 日本語
興行収入 155億円
allcinema
キネマ旬報
AllRovi
IMDb
  

崖の上のポニョ』(がけのうえのポニョ)は、2008年7月19日に東宝による配給で公開されたスタジオジブリ制作の長編アニメーション映画、およびそれの主題歌宮崎駿による2004年の『ハウルの動く城』に続く4年ぶりの作品で、原作・脚本・監督の3つすべてを担当するのは、2001年公開の『千と千尋の神隠し』以来7年ぶり。

概要 編集

海沿いの街を舞台に、「人間になりたい」と願うさかなの子・ポニョと5歳児の少年・宗介の物語。 本作はハンス・クリスチャン・アンデルセンの童話『人魚姫』(1836年発表)をモチーフとした作品とされている[1]。しかし、『人魚姫』をそのまま原作としては使用しておらず、宮崎は「キリスト教色を払拭」[1]するとしたうえで、舞台を現代の日本に移すなど大きな変更を行っている。ただ、ヴェネツィア国際映画祭での記者会見では、宮崎から「製作中に『人魚姫』の話に似ていると気付いたものの、元来意図的にベースとしたわけではない」という旨の発言も出ている。なお、同記者会見において宮崎は、ポニョ発想のルーツを質問され「9歳の頃初めて読んだ文字の本がアンデルセン人魚姫であり、そこにある『人間には魂があるが、人魚は"物"であり魂を持たない』という価値観に納得が行かなかった事が、遡ればポニョの起点なのかもしれない」と答えている[2]

本作では、天変地異が起こっても、理由が説明されることなく、ファンタジーと現実社会が入り混じった物語構成となっている。この点について、宮崎は「ルールが何にも分からなくても分かる映画を作ろうと思った」「順番通り描いてくと、とても収まらないから思い切ってすっ飛ばした」「出会って事件が起きて、小山があって、最後に大山があってハッピーエンドというパターンをずっとやってくと腐ってくる、こういうものは捨てなきゃいけない」と話している[3]

キャッチコピー 編集

  • 生まれてきてよかった。
  • 子どもの頃の約束は、永遠に忘れない。
  • 半径3m以内に 大切なものは ぜんぶある。 -宮崎駿-(アサヒ飲料 三ツ矢サイダーのCMコピー)

完成までの経緯 編集

ハウルの動く城』完成の後、しばらく宮崎が構想を練っていたものを、ジブリスタッフを伴っての制作が2006年10月に始まった。元々は今まで通りの表現手法で作る予定であったが、制作前にイギリスのテート・ブリテンで鑑賞したジョン・エヴァレット・ミレーの絵画、「オフィーリア」に感銘を受け、改めて作画方法について見直すことになる。

その後、宮崎が「紙に描いて動かすのがアニメーションの根源。そこに戻ろうと思う。もう一遍、自分たちでオールを漕ぎ、風に帆を上げて海を渡る。とにかく鉛筆で描く」という意向を固め、コンピューター(CG)を一切使わず、手書きによって作画されることとなった(ただし作画以降の彩色・撮影はデジタル)。作画にコンテを使うなど、絵のタッチは素朴なものになり、これまでのジブリと違った新しい試みになっていると鈴木敏夫は話している。特に海(波)の描写に力を入れているという。

構想段階では、宮崎が中川李枝子の作品が好きであったために「崖の上のいやいやえん」らしいものを作ろうと考えていた。作品を作るにあたり「人魚姫」や「雪女」「安珍・清姫」などの民間伝承、童話などに数多くにある変態過程の描写と背景が淡白に描かれていることを踏まえ、そこを重点にしてポニョの変態過程を構成させた。本作公開前にスタジオ内にある映写室で、スタッフや知人の子供を集めて試写を行うも、子供達の反応は鈍く宮崎は不安を抱えたまま公開日を迎える。 本作の公開に合わせ、上記タイトルのミニ・バラエティ番組「公開カウントダウン「崖の上のポニョ」に秘められた謎」がPR番組として日本テレビ系列で2008年7月15日から18日まで放送された。

プレゼンターとして宮崎宣子(日本テレビアナウンサー)、ジブリアカデミー生徒として東貴博(Take2)、女優の柊瑠美、タレントの山田五郎、スタジオジブリからは鈴木敏夫が出演。第3回ゲストとして、本作の主題曲「崖の上のポニョ」の歌手・藤岡と大橋も出演している。

回次放送日放送時間(JST)サブタイトル
第1回2008年7月15日00:29 - 00:44宮崎駿夏目漱石の意外な関係
第2回2008年7月16日00:44 - 00:59主人公の名前に隠された謎
第3回2008年7月17日00:29 - 00:44主題歌決定に隠された謎
第4回2008年7月18日アフレコに隠された謎
総集編2008年7月18日14:55 - 15:50
(ドラバラPUSH枠)
「崖の上のポニョ」に秘められた四つの謎

海を舞台にした作品は、宮崎がいつか描きたいと長年夢見てきたが、「波を描くのが大変」という理由で、今まで踏み切れずにいた。2004年11月にスタジオジブリの社員旅行で訪れた瀬戸内海の港町である広島県福山市の鞆の浦(とものうら)を非常に気に入り、準備として2005年の春、鞆の浦の海に隣した崖の上の一軒家に2ヶ月間滞在し、さらに2006年夏、単身でこもった。本作の構想もこの時に練り[4][5][6][7]自身を極限に追いつめる鬼気迫った姿がNHKで放送された[8]。この宮崎の行動に対し、妻の出した条件は「生きてる証拠として、毎日絵手紙を出すこと」だったという。

東京の日比谷スカラ座での初日舞台挨拶の際、偶然にも震度3(宮城県で震度4)の地震が発生。津波注意報が出たことから宮崎は「ポニョがいる」とつぶやいた[9]。キャラクターのモデルは、スタジオ内のスタッフやその子供たちで、その子育てを見ながら制作したので、新しく生まれてくる子供たちに向けた作品にしたという。

本作は、三鷹の森ジブリ美術館で上映されている『くじらとり』『水グモもんもん』『やどさがし』(ともに監督は宮崎駿)に影響されている[10]。通常、舞台挨拶などのイベントはメイン劇場とされる劇場での公開初日の初回上映および2便上映のみだが、主題歌が大ヒットしたため、公開初日の初回上映で舞台挨拶を行った日比谷スカラ座で9月15日に「大ヒット御礼主題歌祭り」を行った。

ブルーレイ発売 編集

2009年7月3日、製作ドキュメンタリーDVD・Blu-ray Discの「ポニョはこうして生まれた。〜宮崎駿の思考過程」と、「崖の上のポニョ 特別保存版」が12月に発売延期となった。これは、音楽に関する許諾を取っていなかったことが発覚したためである。なお、通常版のDVDは発売延期されず、無事発売された。ちなみに少数ながらVHSでも発売されている。

2010年2月5日、日本テレビ『金曜特別ロードショー』にてテレビ初放送された。視聴率は29.8%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)

あらすじ 編集

海に住む、さかなの子・ポニョ。
ある日クラゲに乗って家出をし、人間の住む港に近づいたが、漁船の底引き網と海底のゴミにぶつかってしまい、瓶に頭をつかえておぼれてしまう。崖の上の一軒家に住む少年・宗介は海岸に打ち寄せられたポニョを見つけ、瓶から救出する。
二人は互いに好意を抱くも、ポニョは父・フジモトによって、海に連れ戻されてしまう。
しかし人間になって宗介と一緒に暮らそうとするポニョは、妹たちの力を借りて父の魔法を盗み出すと宗介の元へと戻る。
ポニョの母・グランマンマーレは、ポニョの想いを知り、古い魔法で人間にしてやることを考える。それは、もし宗介の心が揺らぎ失敗すれば、ポニョが泡となってしまうものであった。
ポニョと宗介は旅の末に、グランマンマーレの元にたどりつき、その問い(「ポニョの正体が半魚人でも好きか」「人間になることで魔法を失ってもよいか」)に答える。宗介のキスで古い魔法は成功し、ポニョは人間になった。

キャラクター 編集

ポニョ
声:ならゆりあ
ヒロイン。フジモトとグランマンマーレの娘。外界への強い興味を持ち、フジモトの目を盗んで家出を試みるが、頭に瓶が嵌って困っていた所を宗介に助けられ、「ポニョ」と名付けられる。父からは「ブリュンヒルデ」という名を与えられていたが宗介に付けられたこの名がいたく気に入り、以後この名で通す。
トキからは「人面魚」と呼ばれる。宗介の血液(傷口)を舐め半魚人になる力を得、一度はフジモトに抑えられる(グランマーレの血を引いているため魔力は強力で、元に戻すために大きな力を費やした)珊瑚の塔からの脱走の際に、深奥部の井戸の「生命の水」を浴びて、人間への変身が可能となった。魔法を使うと、体力を急激に消耗し眠ってしまう。幼いため言葉がややたどたどしい。
ハムが大好物である。宗介の弁当や差し入れでのサンドイッチでもハムだけを真っ先に食べるほどである。人語を解し、バカにされると相手に水鉄砲を放つ(ただし、宗介に対しては愛情表現である)。
宗介
声:土井洋輝
主人公。保育園「ひまわり園」に通っている5歳の少年。明るい性格で正義感が強く、崖の下で出会ったポニョを守ろうと奮闘する。
実の両親(リサ・耕一)を名前の呼び捨てで呼ぶ(ポニョと同じ)。モールス信号の送受信が出来る。保育園で二人の女の子に同時に遊びに誘われる。
名前は、夏目漱石の小説『』の「崖の下の家にひっそりと暮らす野中宗助」から取られていると言う[11][12]
リサ
声:山口智子
25歳。宗介の母だが、宗介から「リサ」と呼ばれている。デイケアサービスセンター「ひまわりの家」で働く。「リサ・カー」と呼ばれる軽自動車で、海沿いのワインディングロードを駆け抜ける。郊外型スーパーでの買物場面では、買出しの大荷物を軽々と持ち上げるなど、力持ちでもある。無鉄砲な所がある。夫が帰れなくなると不貞寝したり、信号灯のモールス信号で罵倒したりする。
耕一
声:長嶋一茂
30歳。宗介の父。宗介から「耕一」と呼ばれている。内航貨物船「小金井丸」船長。家を留守にしていることが多い。
フジモト
声:所ジョージ
ポニョの父。嘗ては人間だったが、その破壊性に愛想を尽かし、現在は海の眷属(けんぞく)として生きる魔法使い。そのためかポニョの人間界への興味に反対を示しており、ポニョ、およびポニョの妹には反抗心を持たれている。海中では自作の潜水艦ウバザメ号」を駆り、水魚などの魔物を操る力や、水棲生物を除ける結界を張る能力を持つ。生物によって張る結界が異なり、作中ではカニ除けの結界が切れたことにより彼らの進入を許していた。海底にある珊瑚で出来たに住み、クラゲなど海棲生物の増殖を行っている。1907年前後から[13]魔法海水を浄化・精製した「生命の水」の抽出を開始し、珊瑚の塔の内部にある井戸に貯蔵している。フジモトは「生命の水」の力を使ってカンブリア紀のような「海の時代」の再来を夢見ていたが、ポニョにより「生命の水」をすべて奪われてしまった。ポニョの力により地球が接近し、人工衛星の落下や潮汐力増大に伴う津波が発生したことから、フジモトは混乱の解決に奔走することになった。
鼻は高く、ポニョと同じく赤毛であり、スマートな長躯の持ち主である。海中、陸上問わず、ストライプの入ったジャケットを着こなし、時に上着をマントのように羽織っている。なお、珊瑚の塔の室内には複数のジャケットが吊るしてあり、本編内でも複数の柄のジャケットをそれぞれ着用している。皺が多く、珍妙な化粧をしているためか、実の娘のポニョから「悪い魔法使い」呼ばわりされることもあるが、「ひまわりの家」の老人たちからは悪い人ではないと評されている。元々は人間だったため陸上でも活動出来るが、肌の乾燥を防ぐため海洋深層水を周囲に散布する。しかし、リサには庭に除草剤を蒔き散らす変人と思われるなど、時に不審者に間違えられることもある。また、海中では窒息を防ぐため、頭部をマスクのような泡で覆っている。
グランマンマーレとの間にはポニョら娘達を多く設けた。しかし、「海なる母」としての存在であるグランマンマーレをフジモト一人が独占することは許されないため[13]、止むを得ずグランマンマーレと離れ離れに暮らしており、ポニョら子供達を男手一つで育てている。
若いころは『海底二万里』に登場する潜水艦「ノーチラス号」にて唯一の東洋人乗組員として働いていたが、少年だったフジモトはグランマンマーレに出会い恋に落ち、その後結ばれる。海棲生物を育てる魔法使いになったとされている[13]。本編では、人間を辞める際の苦労を振り返るフジモトの発言があるが、魔法使いになる迄の前歴を示す描写は登場しない。
グランマンマーレ
声:天海祐希
ポニョの母。フジモトの妻でもあるが、フジモトにとって頭が上がらない存在である。公式設定では海なる母とされており、海全体の女神のような存在。海中での光り輝く姿を見た船員らから「観音様」と呼ばれていた。大きさを人間大から大型船超まで自由自在に変えることが出来る。神であるため、美しい容貌のまま何時までも歳を取らない。フジモトとは対照的にポニョの人間への興味心を支持しており、ポニョからもよく慕われている。彼女の血を引いているため、ポニョは強い魔力を持っている。
ポニョの妹達
声:矢野顕子
百匹近くもの数がいて、姉のポニョを慕っている。ポニョが解放した「生命の水」の力で巨大魚に変化する。
水魚
声:所ジョージ
フジモトが操る魔物。一見するとただの波のようだが、目が2つあり自分の意思を持つ。フジモトの命により、ポニョを連れ帰った宗介を監視したり、フジモトを自らの背に乗せることも出来る。その姿は子供にしか見えないとされている。
声のキャストはフジモトと同じく所ジョージが務めた。
トキ
声:吉行和子
「ひまわりの家」の利用者で、電動車椅子に座っている。他の住人と異なり、何時も憎まれ口を叩くが、根は優しい。
宮崎駿の母がモデルとされている(前出「プロフェッショナル」など)。水が怖いらしい。
ヨシエ
声:奈良岡朋子
「ひまわりの家」の利用者。トキと同じく車椅子に座っている。宗介を実の孫のように可愛がるなど心優しい老人。
カヨ
声:左時枝
「ひまわりの家」の利用者で、ヨシエと一緒に行動することが多い。若いころはキャリアウーマンだったらしい。
婦人
声:柊瑠美
ポニョと宗介が出会った子連れの女性。昭和30年代風の古風な出で立ちで、おっとりとしていて、少し感性がズレている。
アナウンサー
声: 羽鳥慎一(元日本テレビアナウンサー
テレビニュース番組で、緊急気象情報台風)を伝える。
クミコ
声:平岡映美
「ひまわり園」の園児で、宗介の女友達。勝気でおしゃまな女の子で、おしゃれ好き。ポニョとは気が合わない。
カレン
声:大橋のぞみ
「ひまわり園」の園児。いつもぼーっとしている。
その他の声優
竹口安芸子山本与志恵片岡富枝田畑ゆり佐々木睦山本道子金沢映子斎藤志郎石住昭彦田中昭生脇田茂つかもと景子山本郁子沢田冬樹渋谷はるか川辺邦弘手塚祐介柳橋朋典塚本あい

テンプレート:ネタバレ終了

スタッフ 編集

※ 主題歌が流れるエンドロールでは「このえいがをつくった人」として全出演者とスタッフの名前が50音順に表記されている。氏名だけが表記されており、誰が何を担当したのか一切判らないという、他に類を見ない珍しい作りになっている。なお、最後に「スタジオジブリ」「おわり」となっている。

主題歌 編集

『海のおかあさん』(ヤマハミュージックコミュニケーションズ
作詞:覚和歌子宮崎駿(覚和歌子「さかな」より翻案)/作曲・編曲:久石譲/歌:林正子
崖の上のポニョ』(ヤマハミュージックコミュニケーションズ)
作詞:近藤勝也/補作詞:宮崎駿/作曲・編曲 :久石譲/歌:藤岡藤巻大橋のぞみ
主題歌は公開よりも半年以上も前となる2007年12月5日に異例の先行発売となった。8歳の子役大橋のぞみと、「2人のおじさん」こと藤岡藤巻とが歌う。曲は久石譲の作曲。
2007年12月の主題歌発表会見では、海を描くのが大変で、制作がだいぶ遅れていると言い、宮崎も不機嫌であった。しかし、主題歌を聞いて「のぞみちゃんの無垢なるものの力に打ちのめされました(笑)」と顔をほころばせた[14]。宮崎は「この曲がエンディングで流れて、気持ちにギャップが生まれないようなハッピーエンドを描く責任がある」と決意した。

詳細は崖の上のポニョ (曲)を参照

興行・賞歴 編集

2008年末までの興行収入は155億円、観客動員数1200万人以上[15]

全米では『Ponyo』のタイトルで、ジョン・ラセター,キャスリーン・ケネディ総指揮,ブラッド・ルイス演出によるローカライズが行われたバージョンが2009年8月14日より公開。リーアム・ニーソンケイト・ブランシェットマット・デイモンなどの映画スターが吹き替えを担当したことが話題となった。ジブリ映画としては過去最大となる927館一斉封切りが行われ[16]、オープニング興収351万ドル、週末のBox Officeランキングで全米第9位を記録している[17]

全米での最終的な興行収入は約1500万ドル。全米で公開された日本アニメ映画の中では第5位の記録となっている。[18]興行的には振るわなかったものの、各方面で高い評価を得ている。

  • ミンモ・ロテッラ財団賞
  • 伊「CIAK」誌・観客賞
  • 「フューチャー・フィルム・フェスティバル・デジタル・アワード」特別表彰
  • 東京国際アニメフェア2009・第8回東京アニメアワード・アニメーションオブザイヤー・国内劇場部門優秀作品賞・原作賞(宮崎駿)・監督賞(宮崎駿)・美術賞(吉田昇)
  • 第32回日本アカデミー賞・最優秀アニメーション作品賞・最優秀音楽賞・岡田茂賞(スタジオジブリ)
  • 2008年度毎日映画コンクール大藤信郎賞
  • 第3回アジア・フィルム・アワード・オリジナル作曲賞
  • 映画館大賞・第10位
  • 第18回日本映画批評家大賞・映画音楽賞

関連作品・関連項目 編集

  • 人魚姫(映画全体のモチーフとなった)
  • ニーベルングの指環(ポニョの本当の名前の由来となったブリュンヒルデが登場する。宮崎は映画の構想中に楽劇「ニーベルングの指環」4部作の2作目「ワルキューレ」を聞いていたとのこと。また、映画ではワルキューレの第3幕の音楽「ワルキューレの騎行」が引用されている。なお、同曲はフランシス・コッポラの映画「地獄の黙示録」でも使用されている)
  • ポンポン船(この映画のキーアイテムである)
  • ノーチラス号(フジモトが乗り組んでいた潜水艦。本編には登場しない)
  • 鞆の浦(この映画のモデルになったと言われている、広島県福山市の観光地。スーパー「2TOMO(鞆の津)」、「本瓦造船本社工場」、「沼名前神社」の幟、鞆の浦観光鯛網を髣髴とさせる場面などが劇中に登場する。鞆の浦埋立て架橋計画問題では、宮崎は「賛成派、反対派という立場では臨みたくない」と発言を避けてきたが、広島地裁判決での住民勝訴について「開発でケリがつく時代は終わった」とコメントを寄せた[7]
  • 吉井和哉(フジモトに似ている点をネタに、自身のライブでポニョの主題歌を歌ったことがある)
  • フジモトの乗っている鰭がついた船はカレル・ゼマンの悪魔の発明Vynález zkázyから。

設定のみの『崖の上のポニョ』 編集

宮崎が劇場公開以前に描かれた初期ボードのポニョの姿が本作と異なっている。カエルのような姿をした魚という設定になっていた。人間姿のポニョの髪や衣装も全く異なっている。

ポニョが1人で宗介の家までたどり着き、宗介とリサの前に玄関で迎えられてという設定になっているが、本作の場面には描かれてない。その他にもポニョが宗介が描いたポニョの似顔絵を見つけて驚いたところや、ポニョが宗介にぶたれて泣いたり(『となりのトトロ』のメイが泣いたシーンとよく似ている)、ポニョが宗介と一緒に海の中を泳いだり、ポニョが人間のままグランマンマーレの「魔法が使えなくなりますよ」という話を聞いて快く頷いている場面が設定されていたが、すべて没となった。

TV放映における無期限放送禁止 編集

2011年3月11日に発生した東日本大震災の影響を受けて放送内容に津波をイメージさせるシーンが多数あるとされ、現在TVでの放送が全面的に禁止されている。

脚注 編集

  1. 1.0 1.1 宮崎駿「海辺の小さな町」東宝ステラ編集『崖の上のポニョ』東宝出版・商品事業室、2008年7月19日。
  2. ヴェネツィア国際映画祭"" 記者会見時のインタビュー
  3. 宮崎駿の発言(東京FM『ジブリ汗まみれ』 2008年7月22日放送分より)
  4. 読売新聞 2009年9月21日 24面(新聞記事と内容は同じ)
  5. 中国新聞 2009年4月21日 19面
  6. 中国新聞 2009年4月21日 24面
  7. 7.0 7.1 asahi.com(朝日新聞社):鞆の浦への思い 宮崎駿さん会見詳報(2009年10月2日)
  8. プロフェッショナル 仕事の流儀「宮崎駿」2007年3月27日放送
  9. 2008年7月19日毎日新聞より
  10. ヴェネツィア国際映画祭記者会見時の鈴木敏夫のインタビュー
  11. 動画配信サービス「第2日本テレビ」での鈴木敏夫プロデューサーと同サイト編集長・土屋敏男の対談より
  12. 映画「崖の上のポニョ」公式サイト:“夏目漱石”に意外なルーツ
  13. 13.0 13.1 13.2 「映画『崖の上のポニョ』に登場する気になるものたち」東宝ステラ編集『崖の上のポニョ』東宝出版・商品事業室2008年7月19日
  14. 2007年12月3日、スタジオジブリ内、『崖の上のポニョ』主題歌発表記者会見より
  15. 社団法人日本映画製作者連盟資料
  16. 「崖の上のポニョ」全米で封切り 米紙は絶賛-2009年8月15日読売新聞
  17. 「崖の上のポニョ」、全米トップ10入り。宮崎アニメで過去最高のスタート-映画ドットコム
  18. http://www.boxofficemojo.com/genres/chart/?id=anime.htm

外部リンク 編集

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