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サボイアS.21試作戦闘飛行艇(-しさくせんとうひこうてい)はアニメ『紅の豚』ならびにその原作『飛行艇時代』に登場する架空の飛行艇であり、同作品の主人公、ポルコ・ロッソ搭乗機である。

概要 編集

艇体を兼ねる胴体の上にごく短い支柱によってパラソル翼配置に主翼を置き、その上にまた支柱によって水冷エンジンを配置する。主翼は浅い後退角を持った単葉で、上反角・下反角はない。胴体・主翼とも木製モノコック構造である。プロペラは牽引式配置の2枚ブレード。武装は7.92mmシュパンダウ機関銃を機首に2丁備えているが、劇中で2人目の座席を作る際に機関銃を1丁降ろしている。また、マンガ・映画ともに撃墜前後で姿が少し変わるが、マンガ版・映画版双方においてその形状は各々異なるため、あわせて4タイプの微妙な差異をもつバリエーションが存在する。

この機体は宮崎駿が小学生の時に見た飛行艇の写真がモデルになったと言われている。

なお、サボイアは実在したイタリア航空機メーカーであり、爆撃機等を製造していた会社である。サヴォイア S.21の型番がつけられた飛行艇も実在したが『紅の豚』に登場した機体とは異なり、複葉機であった。

作中のサボイアS.21試作戦闘飛行艇と類似する、現実に存在した機体は、マッキ M.33とされる。宮崎が小学生の頃に見た写真は、おそらくこの機体であるとされる。

名称 編集

マンガ版では「(本名は)サボイアS-21試作戦斗艇」とされているがその名称が出てくるのはマンガのその一コマだけであり、単行本の他の場所では「サボイアS.21試作戦闘飛行艇」で統一されている。また愛称として「フォルゴーレ号」とあるが、この愛称もその場面以降全く登場しない。

撃墜前後の差異について、とくに呼称上での変化は存在しなかったが、後にファインモールド社の手で映画版の改修後の形状が模型化される際に、この仕様にS.21Fという形式名が宮崎駿の手でつけられた。

性能設定 編集

参考文献 編集

  • 宮崎駿 『飛行艇時代 増補改訂版』 大日本絵画 2004 ISBN 4499228646
  • 宮崎駿 『宮崎駿の雑想ノート 増補改訂版』大日本絵画 1997 ISBN 4499226775

関連項目 編集

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